そば処 武蔵野

そば処 武蔵野 

昭和2年創業 宮崎市の老舗そば処

橘通3丁目 (現在の橘通西2丁目)

 

そば処 武蔵野 三代目店主 桑畑孝市さんに創業のお話などをお伺いしました。

創業のお話を聞かせて下さい

 
そば処 武蔵野は私の祖父・前田豊藏が初代で、昭和2年に宮崎市川原町に職人を東京から招き蕎麦屋を始めました。宮崎に初めて来た職人は宮崎の田舎町を東京のそばの武蔵野に思いを寄せ屋号を武蔵野と命名したらしいです。当時、西日本から南はうどん県が多く、そば専門のお店は少なかったらしいです。しかし、ソバの生産量は北海道・長野についで宮崎は3番目か、4番目。枯れた土地でも育つとても有難い植物なのです。
二代目は私の父親で、初代の娘婿になります。当時、日向興業銀行の銀行員でしたが、暖簾を引き継ぐために銀行を辞め、現在地に支店を構え二代目を継いだようです。


そば処 武蔵野 三代目桑畑 孝市さん

 

川原町から橘通りに移転したのが昭和初期、それから時が経ち橘通の中央にグリーンベルト、ワシントニアパームが植えられました。店舗も東西どれ位あったでしょう。その後、時は移り県内有数の繁華街だった三丁目も時代の変遷と共に変貌を遂げて行きました。その後、人波みも大きく移動し始め、平成18年に現在の大塚店への移転しました。 

何か特別なお店の思い出はありませんか?

四代目 桑畑淳一さん のお話 
三代目時代のお店を支えてくださった方々の話 
紀州屋さん本店、支店のお二人は兄弟でお手伝いいただきました。当時は出前注文なども非常に多く、かなり忙しい様子だったことをおぼえています。配達はオカモチなどでは追いつかず配達専用のどんぶりをのせる大きな配達用のお盆があり、それにいくつかの丼を載せ、何段にも積み重ね片手で肩に抱えながら自転車で配達していました。多分、20kg位はあったんじゃないでしょうか?ある時期からバイク配達で配達専用の道具の普及で配達も少し楽になりましたが、そんな大変な時期に大活躍してお店を支えていただいたのが、現在の紀州屋本店の・川内利昭 ・さんと、その弟さん紀州屋支店の・川内良一・さんでした。  

武蔵野本店
〒880-2105 
宮崎県宮崎市大塚台西1丁目1−46
電話: 0985-30-4383
営業時間 11:00〜15:00、17:30〜20:00
定休日  木曜日

橘通3丁目時代

1968(昭和43年)頃のマッチ